VUCAと呼ばれる変化の激しい時代、地方自治体を取り巻く環境も大きく変わってきています。地域課題は多様化し、職員が市民のニーズに寄り添い、政策を立案するスキルを身につける必要性が高まっています。この研修では、政策形成に関する基礎知識の習得に加え、ゲームやグループワークを通じて、課題の発見と分析、解決アイデアの発想という政策立案のプロセスを模擬体験します。
当社の政策立案研修の特徴
- カードゲームで政策立案のプロセスを模擬体験
- 実施自治体のリアルな課題にあわせてグループワークのテーマを選定
- 模造紙サイズのワークシートで効果的なディスカッションを実現
研修概要
政策立案に必要な3つの力
プログラム例
- 様々な研修時間に対応可能(2時間 / 4時間 / 1日 / 2日 etc.)
- 演習テーマ、講義と演習の時間配分など、カスタマイズ可能
- 数日間かけて行う実践的なプロジェクト型研修も可能
ボードゲームを通じて、参加者同士が交流しながら楽しく政策立案のプロセスを体験します。
新規採用職員や入庁5年目前後の職員の研修におすすめのプログラムです。
時 間 | 内 容 | 形 式 |
09:00-09:30 | 導入 ・自己紹介 / アイスブレイク ・研修の目的とゴール |
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09:30-11:00 | 1. 政策立案をゲームで体験 モンダイ発見ゲーム「ぽっぽタウン未来推進課」 |
演習 |
11:00-12:00 | 2. 政策とは何か? ・政策の定義 ・政策形成のプロセス ・EBPMとロジックモデル |
講義 |
12:00-13:00 | 昼休憩 | |
13:00-14:30 | 3. 政策立案に必要な3つの力 ① 課題発見力 ② 論理的思考力 ③ 創造的思考力 |
講義 |
14:30-16:30 | 4. 政策立案実践演習(グループワーク) [A]イシューツリーによる課題分析 [B]ロジックモデルによる政策立案 |
演習 |
16:30-17:00 | まとめ |
ボードゲームは行わず、グループディスカッションの時間を十分に確保します。
主任以上の中堅職員の研修におすすめのプログラムです。
時 間 | 内容 | 形式 |
09:00-09:30 | 導入 ・自己紹介 / アイスブレイク ・研修の目的とゴール |
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09:30-10:30 | 1. 政策とは何か? ・政策の定義 ・政策形成のプロセス |
講義 |
10:30-12:00 | 2. 政策立案に必要な5つの力 ① 課題発見力 ② 論理的思考力 ③ 創造的思考力 ④ 提案力(プレゼン力) ⑤ 合意形成力 |
講義 |
12:00-13:00 | 昼休憩 | |
13:00-15:00 | 3. 政策立案実践ワークショップ(グループワーク) ・イシューツリーによる課題分析 ・政策アイデアの発想 |
演習 |
15:00-16:30 | 5. EBPMとロジックモデル ・EBPMとは?/自治体の政策事例 ・データ分析の基本 ・ロジックモデルの作り方 ・ロジックモデル作成ワーク |
演習 講義 |
16:30-17:00 | まとめ |
実施自治体のリアルな地域課題を扱い、課題の発見と分析、解決策の立案を中長期間かけて行います。最終発表では、知事、市長などに提案を行い、優れた政策案の事業化まで見据えて実施することもあります。
日数、テーマ、プログラムなどは、ご要望に合わせてすべてカスタマイズ可能です。
スケジュール | 内 容 | 形 式 |
Day1 | ・政策立案をゲームで体験 モンダイ発見ゲーム「ぽっぽタウン未来推進課」 ・ 政策とは何か? ・ 政策テーマ設定(グループワーク) |
演習 講義 |
Day2 | ・政策立案に必要な3つの力 ① 課題発見力 ② 論理的思考力 ③ 創造的思考力 ・EBPMとロジックモデル ・イシューツリー作成(グループワーク) |
講義 演習 |
Day3 | ・中間発表 + フィードバック ・プレゼン資料のつくり方 ストーリー作りのコツ デザインの基本 PowerPointの便利ワザ |
演習 講義 |
Day4 | 【作業日】プレゼン資料作成(グループワーク) | 演習 |
Day5 | ・伝わる話し方のコツ ・最終発表 + フィードバック ・まとめ / 活動の振り返り |
演習 |
政策立案プロセスを体験するゲームの内容
プレイヤーは架空の町「ぽっぽタウン」で、さまざまな事件やトラブルに遭遇します。町で暮らす「しっぽっぽ」たちの話を聞いたり、街の現状を調べることで、課題の真因を突き止めるプロセスと、その真因に対する解決アイデアを創出するプロセスを体験します。
▼ 詳しくはこちら
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モンダイ発見ゲーム「ぽっぽタウン未来推進課」
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政策立案ワークショップの内容
研修担当者と相談して、実施する自治体の課題にあわせて「研修素材」(ケーススタディ)を作成します。それをもとに、グループでディスカッションしながら、①課題分析と②政策アイデア発想を行います。
▼研修素材のテーマ例
人口減少 / 若者の転出増加 / 多文化共生 / 子どもの貧困 / 防災 など
グループワークでは、短い時間で効率的なディスカッションができるよう、当社が開発した模造紙サイズのワークシートを使います。
▼ワークシートイメージ
※ 付箋でアイデアを整理できるように、ワークシートは模造紙サイズに印刷して講師が持参します。
講師
藤井 祐剛 Yugo Fujii
教育関係企業、法テラス(法務省所管機関)、市民協働ステーション(東京都中央区)を経て、起業。市民と行政の風通しを良くすることを目指し、地方自治体職員向けの研修に取り組んでいる。
<所属>
株式会社CALICO DESIGN 代表取締役
一般社団法人CALICO EDUCATION 代表理事
CALICO LEGAL行政書士事務所 所長
<学歴>
慶應義塾大学文学部フランス文学科 卒業
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科 修了(MBA:経営管理修士)
青山学院大学社会情報学部 ワークショップデザイナー育成プログラム 修了
青山学院大学総合研究所 客員研究員(2018/4-2020/3)
講師実績
実施報告
<実施自治体>
岐阜県「政策形成の基本研修」(2020年, 2021年, 2022年, 2023年, 2024年)
群馬県「政策プレゼン研修」(2021年, 2022年, 2023年)
静岡県「政策マーケティング研修」(2021年, 2022年)
福岡県「課題解決研修」(2023年, 2024年)
東京都立川市「政策提案研修」(2023年, 2024年)
東京都東久留米市「政策立案研修」(2022年)
京都市「問題解決研修」(2024年)
その他、全国の自治体で多数実施。