変化が激しく先が見えないVUCAの時代、自治体が直面する課題はますます多様化・複雑化しています。職員ひとりひとりが主体的に課題を解決する力を持つことが、未来の地域づくりには欠かせません。この研修では、自治体業務のあらゆる場面で使える問題解決力を実践的に学ぶことができます。
研修の特徴
- グループワークやゲームを交えた参加型・体験型の研修
- 実施自治体のリアルな課題にあわせて研修のテーマを選定
- 模造紙サイズのワークシートで効果的なグループワーク
研修概要
問題解決の3ステップ
アイデアありき(How思考)からの脱却
自治体職員に必要な「問題解決力」とは?
プログラムの一例
時 間 | 内 容 | 形 式 |
09:00-09:30 | 導入 | |
09:30-10:30 | 1. 問題解決とは? [ゲーム]問題解決体験ゲーム |
講義 演習 |
11:00-12:00 | 2. 問題を特定する [グループワーク]研修テーマ選定 |
講義 演習 |
12:00-13:00 | 昼休憩 | |
13:00-13:30 | 3. あるべき姿を設定する | 講義 |
13:30-15:00 | 4. 原因を追求する [グループワーク]因果の構造図作成 [グループワーク]根本原因の発見 |
講義 演習 |
15:00-16:30 | 4. 解決策を立案する [グループワーク]解決アイデアの発想 [グループワーク]解決策の選定 |
講義 演習 |
16:30-16:50 | 全体共有(ワールドカフェ形式) | 演習 |
16:50-17:00 | まとめ |
研修テキスト
自治体の事例を盛り込んだオリジナルテキストを使用します。研修ごとにカスタマイズしたテキストを制作するため、実施する自治体のニーズやリアルな課題に合わせた最新の情報を提供します。
- 目次 -
- 問題解決とは?
- 問題を特定する
ゼロベース思考 / 仮説思考
リサーチ / フェルミ推定 - あるべき姿を設定する
バックキャスティング思考 - 原因を追求する
システム思考 / 因果の構造図
ロジカルシンキング - 解決策を立案する
デザイン思考 / 水平思考
ナッジ理論 / ゲーム理論
問題解決ワークショップ
STEP01
問題を特定する
STEP02
原因を追求する
STEP03
打ち手を打つ原因を見つける
ワークシート
「問題解決デザインシート」
- 特定した問題 ➡︎ 手を打つ原因 ➡︎ 具体的な対策 という問題解決のプロセスをロジカルに整理します。
- 具体的な解決アイデアを、効果、予算、実現性、時間の4つの判断基準で評価します。
このワークシートを使って、研修の最後にワールドカフェ形式で全体共有を行います。
付箋がぴったり貼れる模造紙サイズのワークシートを使います。
講師
藤井 祐剛 Yugo Fujii
教育関係企業、法テラス(法務省所管機関)、市民協働ステーション(東京都中央区)を経て、起業。市民と行政の風通しを良くすることを目指し、地方自治体職員向けの研修に取り組んでいる。
<所属>
株式会社CALICO DESIGN 代表取締役
一般社団法人CALICO EDUCATION 代表理事
CALICO LEGAL行政書士事務所 所長
<学歴>
慶應義塾大学文学部フランス文学科 卒業
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科 修了(MBA:経営管理修士)
青山学院大学社会情報学部 ワークショップデザイナー育成プログラム 修了
青山学院大学総合研究所 客員研究員(2018/4-2020/3)
講師実績
実施レポート
京都市 「問題解決力研修」(2024)
▼アンケート結果(n=48 / 5段階評価)
講座内容 | 講師 | ワークショップ | 実務活用 |
4.71 | 4.75 | 4.67 | 4.51 |
▼参加者の声
講義とワークショップのバランスがよかった。。
わかりやすく、新規事業の策定など、今後の仕事に役立ちそうな内容であった。
地元の住民と地域の課題について考えるときに役立ちそう。
問題を解決するにあたり、いきなり解決策を考えるのではなく、問題を定義することが大事だとわかった。
知らないことばかりで、さらに、知らないことを知らないので、一つ自分が成長できたのかなと思います。問題に直面したときは、学んだ手法を使ってみたいです。