京都市で「マーケティング基礎研修」を実施しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、動画視聴形式での実施となりましたが、48名の職員の方にご視聴いただきました。
研修目的
マーケティングの考え方を実践することで、限られた資源の中で、顧客目線(=市民目線)で業務を遂行できることを知る。
▶ 多様化する市民ニーズに目を向ける「市民感覚」を意識する
▶ 「コスト意識」を持ち、自治体の収支改善につながる政策を立案する
研修概要
「なぜ、自治体にマーケティングが必要か?」を理解し、レクチャーと実践を繰り返しながら、以下の知識やスキルを習得します。
〇 企業でも使われているマーケティング理論の基礎知識
〇 マーケティング戦略の実行に必要な個別スキル
〇 マーケティング理論を活用した政策形成の手法
〇 他自治体のマーケティング事例に関する知識 など
▼ 研修プログラム
- なぜ、自治体にマーケティングが必要なのか?
- マーケティングとは?
- 自治体のマーケティング事例
千葉県流山市、佐賀県、兵庫県豊岡市、宮崎県日向市、宮崎県小林市、大分県別府市 etc. - マーケティング戦略策定プロセス
STEP01:課題分析
STEP02:環境分析
STEP03:マーケティングの目的設定
STEP04:顧客分析(ペルソナ分析)
STEP05:実行戦略(4P戦略 - 自治体版) - 演習:「自治体マーケティング・キャンバス」作成
▼ ワークシート(サンプル)
実施報告
開催日時
動画視聴(新型コロナウイルス感染拡大の影響のため)
視聴人数
48名
▼サンプル動画(京都市で放映した動画を編集)
▼受講者の声
✔ マーケティングは自治体職員には関係ないというような意識が、ひっくり返るような内容でした!
✔ 問題に対して、なんとなくリサーチをして、なんとなく説明できてしまい、予算がついたからやるか~みたいな
✔ 内部のハレーションを考えてしまいがちですが、顧客(=市民)視点から離れないことがとても大切ですね!(みんな内部調整ばかりしているような気がします…)
✔ 事例もとてもおもしろかったです。間に挟んでいただくことで集中力も途切れずに視聴ができました。
✔ 入庁以来、前任者から引き継いだ業務等に取り組んできて、知らず知らずのうちに「施策ありき」の考え方になっている自分に気づくことができた。行政職員でも民間の視点をもつことが大事であると感じた。
✔ しっかりと課題・環境分析を行い,目的をきちんと設定したうえで戦略を立てて実行することの重要性を改めて感じました。
✔ 自治体にマーケティングの考え方が必要な理由を理解することができた。